あるマーケティングの本を読んでいたら、以下のようなコピーが紹介されていた。
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短期間でたくさん稼ぎたい人へ
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その人はアメリカで活躍しているマーケッターなのだが、このコピーでは反応が取れなかったという。
彼いわく、その理由は「あまりに話がうますぎるから」とのこと。
しかし、それは違う。
なぜ、上記のコピーで反応が取れなかったのかといえば、言葉が「ぼんやり」しているために、読み手が明瞭にイメージできなかったからだ。
人は、メリットが明瞭にイメージできない商品やサービスを購入しない。
「短期間で」「たくさん」・・・このようなフレーズをみても、読み手はイメージできないのだ。
「短期間って、どのくらい?」
「たくさんって、いくら?」
このようになってしまうのだ。
よって、たとえば、
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たった3か月で、毎月10万円を稼げるようになりたいかたへ
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このような「具体的なコピー」であれば、読み手は「自分が得られるメリット」を明瞭にイメージできる。そうなると多くの反応が取れる、ということになる。
もちろん、
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たった3か月で、1億万円を稼ぎたいかたへ
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ここまで誇張してしまうと、「誇大広告」と受け取られて、反応が落ちてしまうだろう。
ちなみに、たとえコピーライティングを駆使して購入してもらえたとしても、「ウソ」を書いてしまうと、あとで大問題になることは言うまでもない。
結局、コピーを書く際は、「事実に即して、いかに魅力的に伝えるか」ということが大事になるのだ。
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