LP(WEBの販売ページ)では、主張を一貫させなければならない。

LP冒頭のヘッドラインで、ひとつのメリットを強く謳ったのなら、その後のボディーコピーでも、そのメリットを中心に展開していくべきだ。

もしもボディーコピーで、ヘッドラインで強く謳ったメリットではないことをメインで紹介したとしたら、読み手は違和感をおぼえる。

そうなると「信頼性」に響くため、読み手は購入してくれない可能性が高くなる。

こういった「主張の一貫性」は、LP(WEBの販売ページ)に限った話ではない。

本やブログ記事、パンフレット・・・など、あらゆる媒体にもいえる。

たとえばブログ記事で「旅行に関する記事」を書いたとする。

この場合、主張の一貫性とは、たとえば「旅行は移動中がおもしろい」「旅行に行くと気晴らしになる」「旅行に行くと、新しい出会いがある」・・・といった主張が貫かれていることを意味する。

この3つをすべて主張するということではなく、「旅行に行くと、新しい出会いがある」と主張すると決めたのなら、そのことを軸に内容を展開する、ということ。

ところが「旅行」というキーワードで、1つの記事に、いろいろな内容を詰め込んでしまうケースがある。

その書き手にしてみれば、「旅行」というキーワードで貫かれているのだから、「主張が一貫されている」というわけだ。

しかし、「旅行」というのは、あくまでも単語であり「主張」ではない。

主張というのは、たとえば「旅行」であれば、「その旅行が、どうした」という部分までも含むものだ。

「主張の一貫性」を勘違いしている人は、ひとつの記事を「旅行」というキーワードでくくり、雑多な内容でまとめてしまう。

すると、読み手はどう思うか?

「結局、この記事では何が言いたかったんだろう?」
「記事を最後まで読んだけど、何も記憶に残っていない」

結局、記事を通して「旅行は〇〇だ」という主張が貫かれていないと、読み手に対して「強いイメージ」を与えることができない。

そうなると、読み手はその記事を読み終えた瞬間から、もうその記事の内容のことは忘れてしまう。
ただ「旅行に関する記事だった」くらいの記憶しか残らない。

しかし、たとえば「旅行に行くと、新しい出会いがある」という主張をひとつ決めて、いろいろな事例を挙げたり、自分の感想を綴ったりすれば、読み手は、

「そうか。自分も新しい出会いをもとめて旅行に行ってみようかな」

という強いイメージが、いつまでも残ることになる。そして実際に、そういった行動を取る可能性が高くなる。

主張を一貫させているようでいて、じつは何の主張もしていない記事。それは人に何の影響も与えられない記事だ。

その反対に、「〇〇は△△だ」といった、しっかりした主張で貫かれた記事は、読み手に行動を促すことができるし、その後も、長く読み手の心に残ることになる。

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