LPなどの広告では、「感情」に訴求することが最重要になる。
なぜなら消費者は、感情でモノを買うからだ。
ただ、この場合の「感情」というのは、怒りや喜び、悲しみといった感情ではない。
ふつう「感情」といえば、こういったものを連想しがちだ。
広告で訴求する「感情」というのは、いいかえれば「欲求」ということだ。
たとえば・・・
- 快適さを手にしたい
- できれば恐怖を避けたい
- あの人に好かれたい
- 自分を高めたい
- おいしいものを食べたい
- 人から認められたい
じつは人間の欲求というのは、もっとあるのだが、思いついたものをザッと挙げれば上記のようになる。
LPなどの広告で「欲求という感情」に訴求すると、それまで沈静化していた欲求が頭をもたげてくる。
いいかえると、脳が「興奮」してくるわけだ。
広告では、そのような状況を、まずは冒頭のキャッチコピー(ヘッドライン)で作り出す。
訪問者が、その広告冒頭にあるキャッチコピーを見たとき、自分の欲求を満たしてくれそうだと感じたら、脳が興奮を始める。するとその人は、広告を読み進めずにはいられなくなる。
そして、「証拠もそろっているし、確かにこの商品は、自分の欲求を満たしてくれるに違いない」と”理性が確信”したとき、その人は、その場で商品を購入する。
以上のように、広告で「怒り」や「悲しみ」といった感情に訴求しても仕方ない。
広告で訴求すべき感情というのは、人間の奥深くで、いつも待機している「欲求という感情」なのだ。
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