LPなどの広告には、かならず「見込み客」がいる。

「こういった人たちに買ってほしい」という、いわゆるターゲットだ。

当然のことながら、見込み客のことをよく知らないと、そういった人たちの心に響くようなコピーは書けない。

そういうことから、コピーを書くまえに、まずは見込み客(ターゲット)のことをリサーチすることが推奨されているわけだ。

ただ、見込み客の「製品に対する考え」を知るだけでは不十分だ。

以下の3つの観点から見込み客を深く理解してこそ、本当に訴求性のあるLP(WEBの販売ページ)を制作することができる。

  1. 本源的な欲求
  2. 心理的傾向
  3. 製品に対する考え

1は、心の奥深くに根差しているものであり、3は、意識の表層にある浅い部分になる。

そして1と2は、どのようなジャンルの製品やサービスにも通用する、人間の普遍的な部分にあたる。

つまり1と2は、美容製品であろうが健康食品であろうが、引っ越しサービスであろうが通用する部分だ。

そのうえでいえば、コピーライターたるもの、まずは1の「人間の本源的な欲求」に対する理解を深めなければならない。

そうしないと、読み手の感情に強く訴求するようなコピーが書けないからだ。

ただ、それだけでは「現実と遊離」してしまう危険がある。

そこで、2の「心理的傾向」についても幅広く知っておく必要がある。

これに関しては、たとえば、心理学で明らかになっている「ツァイガルニック効果」「バンドワゴン効果」「返報性の原理」「一貫性の原理」「心理的アライアンス」などなど・・・挙げればキリがない。

つまり、こういった心理効果は「人間の本源的欲求」と「現実の見込み客」をつなげる”橋渡し的な役割”をはたすというわけだ。

見込み客も「人間」である。

であるならば、まずは「深い人間理解」から出発しないと、成約率の高いコピーは書けないのだ。

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