緩急のリズム。

「緩急」とは、文字どおり「ゆるやかなこと」と「急なこと」という意味だ。

LP(WEBの販売ページ)は、この「緩急」のリズムを意識して構成することが重要になる。

なぜなら、「盛り上がる場面」ばかりでは読み手は疲れてしまうし、逆に「理論的な話」ばかりでは退屈してしまうからだ。

人には「感情」と「理性」の両方が備わっている。

よってLPでは、「感情を刺激したら、つぎは理性に訴えかけ、また感情を刺激する・・・」といった繰り返しのリズムが有効となるのだ。

どちらかいっぽうだけでは、読み手は「単調さ」を感じたり「疲れて」しまうが、感情と理性へ交互に訴えかけることで、読み手はつねに「新鮮さ」を感じる。それが読み進める力となる。

「感情を刺激するもの」の代表は、LP冒頭のヘッドライン(キャッチコピー)。そして、途中に何個か配置されている見出し(サブヘッドライン)だ。

そのほか写真やイラストなども、感情を刺激する。

ただ、そういったものばかりでは読み手は疲れてしまうし、「理性」が置き去りにされてしまうので、見出しと見出しのあいだには、理性を納得させるような「証拠となる文章」を配置するわけだ。

そうすることによって「感情」だけではなく「理性」も味方につけることができる。

また、コントラストの原理が働くので、「落ち着いた理論的な話」のあとの「見出し」は、より相手の感情を刺激することになる。より目立って見えるわけだ。

そのほかの注意点としては、LP内の文字がすべて大きいと、読み手は「息つくヒマ」がないため、疲れてしまう。すべての文字が「手書き風の書体」というのも同様だ。

こういった「大きな文字」や「目立つ書体」というのは、冒頭のキャッチコピーや途中の見出しだけに使うなど、メリハリを持たせることがポイントになる。

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ふだん人は生活のなかで、リラックスと集中を交互に繰り返す習性がある。

その「リラックス」と「集中」のリズムは、長めのLPの読む際も例外ではない。

だからこそ、長めのLPでは、読み手が疲れないように、そして退屈しないように「緩急のリズム」をつけてあげることが大事になるのだ。

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