コピーライティングスキルとは何だろうか?

よく「コピーライティングスキルを高めたい」という言葉を聞くが、そのスキルが何を指すのか、本人もよくわかっていないことが多い。

じつはコピーライティングというのは、以下の3つに分解できる。

  • 訴求性
  • わかりやすさ
  • 論理性

ある程度のレベルで、それぞれのスキルをバランスよく持っている人、そして、それらの総合力が高い人が、「コピーライティング力のある人」なのだ。

「訴求」というのは、「広告などで、消費者の購買意欲に働きかけること」という意味。

これこそがコピーライティングの根幹をなすものだ。8割がたを占めている、といってもよい。

ただ、文章がわかりやすくなければ、その訴求性もすべて台無しになってしまう。

もちろん「文章がわかりやすい」だけで商品やサービスは売れないが、この要素が欠けていると、成約率が大きく下がってしまうことは間違いない。

コピーには「論理性」も不可欠だ。

キャッチコピーだけなら、それほど論理性は必要ないが、キャッチコピーのあとに長い文章(ボディーコピー)を綴っていく場合は、この「論理性」が欠かせない。

いくら言っている内容に「訴求性」があり、それが「わかりやすい」としても、全体の文章をとおしての「論理性」に問題があれば、この場合も、成約率が大きく下がってしまうのだ。

最初に言っていることと、あとのほうで言っていることが矛盾していたり、主題からそれた話ばかりをしていたり、それぞれの文章どうしが上手につながっていなかったり・・・。

そんなコピーを目にした読み手は、ストレスを感じて去っていってしまう。

以上のようにコピーライティングは、「訴求性」「わかりやすさ」「論理性」の3つに分類できる。

そして、それぞれに「スキル」がある。

「わかりやすさ」だけが飛びぬけていて、他の2つのスキルが劣っていたのでは、コピーライティングスキルが高いとはいえない。

もちろん、訴求性は高いのに、文章がわかりづらいという場合も同様だ。

このように、コピーライティングのスキルを3つに分解してみることで、「いま自分は、どの能力が劣っているのか」が見えてくる。

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