コピーライティングというのは「商品やサービスを売るための文章を書くこと」。
いいかえると、自分の中にある知識や経験を文章に抽出する際の、たんなる”フィルター”でしかない。
”フィルター”だけでコピーを書くことはできない。
よって、まずは自分の頭の中に「知識」を入れる必要がある。
これが、いわゆる「リサーチ」といわれるものだ。
もちろん、すでに自分の頭の中に「知識」や「経験」が豊富にあるのであれば、すぐにコピーを書き出せるだろう。
ただ、そのテーマや商品、サービスに関して、知識が乏しいという場合は、まずは十分なリサーチをする必要がある。
リサーチには、よくいわれるように以下の3つがある。
- ターゲットのリサーチ
- 紹介しようとしている商品やサービスのリサーチ
- ライバルのリサーチ
美容に関心のある女性であれば、美容製品のコピーを書く際、そんなに困ることはないだろう。
ただ、ふだん化粧をしていない男性が美容関連のコピーを書く場合は、事前にしっかりとリサーチを行う必要がある。
ちなみに、リサーチに関して、以下のような話を聞いたことがある。
「この講座では、コピーのテクニックは教えない。おもにリサーチの方法を教える」
「新入社員には1年間、徹底してリサーチのみをさせる。そのあいだ文章は書かせない」
これは、どちらも間違っている。
「リサーチ」というのは、もともとマーケティングの考え方だ。
「コピーライティング」というからには、文章を書かなければ上達するはずもない。
仮に1年間、リサーチし続けるとしても、そのあいだ同時進行で「文章を書く訓練」も行うべきだ。
コピーライティングにおいて「リサーチだけ」ということは、あり得ないことなのだ。
いくらリサーチが十分でも、リサーチが済んだあと、「文章をどうやって書いたらいいかわからない」というのでは、困ってしまうのではないだろうか。
その時点から、また文章力を高めるための訓練を開始するのだろうか?
そんな手間をかけるよりは、リサーチと文章訓練は同時に行なっていくべきだ。
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