あいまいな言葉。
それは、たとえば「簡単」「楽しい」「おいしい」といったフレーズのことだ。
こういったものは一見、読み手の「メリット」に訴求しているようだが、読み手は自分のメリットには感じない。
なぜなら読み手は、そういった言葉を聞かされても、具体的にイメージできないからだ。
「簡単」とだけ言われても、「どういった点が簡単といえるの?」となってしまう。
「楽しい」や「おいしい」も同様だ。
こういった言葉をLP冒頭のヘッドライン(キャッチコピー)に使っても、訪問者はまったくイメージできない。
すると、そのまま去ってしまう可能性が高くなる。
美容製品の場合、たんに「簡単」という言葉で済ますのではなく、たとえば「朝晩の洗顔後、顔全体になじませるだけ」と表現すれば、まだ読み手にイメージしてもらうことができる。
健康バランスを考えたお弁当を宅配するサービスであれば、たんに「簡単」で済ますのではなく、「食べたい時にレンジでチンするだけ!」と伝えたほうが、読み手はリアルに感じてくれる。
そういった表現をみた読み手は、しぜんと「それなら簡単だね」と思ってくれるわけだ。
ただ、書き手のほうから先に「簡単ですよ」と言っても、読み手は、そこから先のことをイメージすることができない。
「おいしい」という言葉も、それだけで済ますのではなく、たとえば「ちょっと塩辛い〇〇が、ごはんにぴったり!」など、具体的に表現したほうが読み手はイメージできるようになる。
LP(WEBの販売ページ)というのは、その場でお客さんに商品を手に取ってもらえない。
であるからこそ、読み手に疑似体験してもらうために、「具体的に」表現することが欠かせないのだ。
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