販売会社様: 株式会社イワミズ
URL: https://herris.jp/lp/necksm/
じつに訴求性のあるファーストビューになっていると思います。
ファーストビュー(パソコンの最初の一画面)で、必要なことを訪問者にしっかり伝えようという考えが伝わってきます。
「これでもか」という情報量が、ファーストビューに詰め込まれています。
このファーストビューには、「訪問者のメリット」と「その根拠」がしっかりと掲載されているのがおわかりでしょうか。
しかも「コピー」と「イラスト」と「写真」を使って、読み手の疑問に先回りして、可能な限りの情報量を訪問者に伝えているのです。
一番上で「メリット」を伝える

ファーストビューの一番上では、訪問者がこの製品を買ったらどうなるのかという「メリット」をまっ先に伝えています。
そのうえで、その「根拠」を、以下の2つの点によって簡単に伝えています。
- 首シートマスクで第1位
- 高浸透ナノカプセル技術×ヒアルロン酸の20倍以上のパワー
訪問者は、「第1位ということは、多くの人が買っているわけだから、きっと効果があるに違いない」と考えます。
ただ、それだけでは「根拠」として弱いので、その下ですぐに「ナノカプセル技術」などの科学的な根拠を挙げています。
本来であれば、これだけでも十分な訴求になっていますが、このファーストビューがすごいのは、その下のイラストによって、さらに詳細な情報(根拠)を伝えているところです。
訪問者が「高浸透ナノカプセル技術って、どういうものなの?」という疑問をもつに違いないと「先読み」して、より細かい説明を行なっているのです。
ここまで徹底して「根拠」を示された訪問者は、もうこのファーストビューの時点で、
「たしかにピーンとしたハリのある肩、デコルテになって、若々しくなれそう!」
といったイメージをもつはずです。
これだけのことが、ファーストビュー(パソコンの最初の一画面)で行われているのです。
ちなみに右下には、農林水産大臣や文部科学大臣から受賞されたというマークが掲載されています。
これは注釈にもあるように、あくまでも「一般的なプロテオグリカンという成分」に対しての受賞の話になりますが、ぱっと見、この製品が受賞したといったイメージになっています。
こういったところも「訴求性のアップ」に貢献していることは間違いありません。
しばらく「購入ボタン」が出てこないところもすごい!
このLPのすごいところは、ファーストビューだけではありません。
これだけの情報量(メリットと根拠)を伝えたわけですから、ふつうであれば、ファーストビューのすぐ下に「購入ボタン」を配置してしまいそうです。
ところがどうでしょう。
このLPでは、途中までまったく「購入ボタン」が出てこないのです。
この一点からも、このLPを制作したコピーライターは、読み手の心理を理解していることがわかります。
まずは「興味」を引き、十分に「信頼」してもらってから購入を勧めないと、成約率が上がらないことを知っているのです。
多くのLPでは、この点を理解できていません。
「より多くの商品を売りたい」と焦っているのだと思いますが、ほとんどのLPは、ファーストビューのすぐ下で購入を促してしまうのです。
LP制作会社がつくっているようなLPでも、この間違いを堂々と犯してしまっています。
このLPに添削の余地はあるか?
すべてを細かく見たわけではありませんが、このLPに添削の余地があるとすれば、細かい文章表現レベルの問題になりそうです。
ランダムに見つかった箇所を取り上げてみましょう。

文章レベルでいうと、いろいろと問題点が潜んでいますね。
まず左の文章。
読点を打つ場合は、「因果関係の境い目」に打つようにすると、わかりやすくなります。
今は「水溶性の美容液は」のあとに読点を打ってしまっています。
以下のようにしたほうが読みやすくないでしょうか?
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分子の大きさや肌の
バリア機能が原因で、
水溶性の美容液は
角質層まで浸透しにくい。
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非常に小さなことかもしれませんが、こういった「わずかな問題点」が蓄積していくと、成約率に影響が及んでいきます。
「目的語の抜け」と「主語の混在」

つぎは右側の文章をみていきましょう。
「高浸透ナノカプセルに閉じ込めることで」
→この部分をみた読み手は、「何を閉じ込めるの?」となってしまいます。
以下、改善文です。
→高浸透ナノカプセルに美容成分を閉じ込めることで、
このようにすれば疑問が起きなくなります。
なお、先ほどと同様、因果関係の境目に「読点」を加えました。
「角質層にしっかりと美容液を届け効率よく浸透します。」
→ここには主語が混在しているので、読み手を迷わせてしまいます。
つまり「わかりづらい文章」になっているということです。
こういった文章が続くと、読み手は途中で離脱してしまう可能性があります。
「美容液を届け」
→この主語は「高浸透ナノカプセル」になります。
「効率よく浸透します」
→この主語は「美容液」になります。
以下、改善文です。
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油分と水分の両方になじみがよい「高浸透ナノカプセル」に美容成分を閉じ込めることで、
すばやく美容液が浸透し、角質層のすみずみまで行き渡りやすくなります。
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現在は「届いて」から「浸透する」という順番になっていますが、時系列でいえば、まずは浸透してから届く・・・が適切ではないでしょうか。
そういった考えから、上記のように改善しました。
また、「高浸透ナノカプセル」の部分は、目立たせるためにカギカッコで囲いました。
なお、「美容液」「美容成分」というフレーズは、それぞれを入れ替えてもいいかと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
このLPはものすごく長いですが、ランダムに拾った箇所で、すぐにこういった問題点が見つかりました。
おそらくLP全体では、膨大な問題点が見つかるはずです。
こういった「わかりづらい文章」をみた読み手は、そのつど「ストレス」を感じますので、こういった問題点が多少は「成約率の足」を引っ張っていると考えられます。
それでもファーストビューの訴求性がものすごいですし、そこから考えて、相当に優秀なコピーライターさんが制作していると思われます。
ですから、「わかりづらい文章」に関しては、おそらく「強力な訴求性」によって十分カバーできているはずです。
結局、このLPは”そうとうな成約率”をはじき出していることは、ほぼ間違いありません。
ただ、そのうえでいえば、まだまだ成約率アップの余地は数多く残されているとお見受けしました。



