LP(WEBの販売ページ)はコピーライティングで書かれている。
じつは書籍(本)も、まったく同じ原理で構成されているのをご存じだろうか?
まず本の表紙。
ここは、LPのヘッドライン(キャッチコピー)にあたる。
本のタイトルや、その周辺に書かれている文章で「注意」と「興味」を引きつけているわけだ。
そのタイトルや文章が魅力的なものであれば、多くの人は、その本を手に取ることになる。
LPの場合、ヘッドラインに興味をいだいた訪問者は、そのあとの「ボディーコピー」を読み進めていく。
それと同じように、本の場合も、表紙に興味をいだいた人はページをめくり始めることになる。
ただ、本がLPと異なるのは、すべてを読んでから購入するわけではない、ということ。
たいていの場合、「はじめに」や「目次」にサッと目をとおしたり、ランダムに開いた箇所をちょっと読んでみたりする・・・といったことが行われる。
そういった意味でいえば、本の中身はすべてボディーコピーにあたるわけだ。
本の表紙のタイトルやキャッチコピーで興味を引かれ、中身にもある程度の満足を感じた人は、そのまま本をレジにもっていくことになる。
本の面白い特長は、LP(販売ページ)であると同時に「商品」でもある、という点だ。
購入前は、その本はLPと同じ役割だったのに、購入後は、その本は「商品」に変わる。
購入前は、本の目的は「レジにもっていってもらうこと」だったのに、購入後は、「読み手に満足を与えること」に一変する。
もし本の読み手が、その内容に満足すれば、同じ著者の別の本を購入してくれるかもしれない。
そうすれば、その著者にとっては利益になる。
もし10冊の本を出していれば、その人はすべての本を買ってくれるかもしれない。
ただその発端は、「最初の本に満足した」からであり、もっと突き詰めれば、すべての発端は「本の表紙にあるタイトルとキャッチコピー」に興味を引かれたから・・・ということになる。
結局、本というものもコピーライティングの考え方で説明できるのだ。
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