コピーライティングの世界では、よく
「実際に売れているコピーを書き写せ」
といった指南を耳にする。
ただ結論からいえば、「その効果は人による」というのが正解だ。
いままで、ほとんど文章に接してこなかった人や、ほとんど文章を書いてこなかった人であれば、効果は期待できるかもしれない。
そういった人であれば、上手なコピーを書き写すことで、実力が急上昇することもあるだろう。
しかし、ある程度の文章力のある人が、コピーを書き写したところで、ほとんど効果は望めない。
それは、ちょうど筋肉隆々の人が、軽いダンベルでトレーニングをしているようなものだからだ。
ある程度の文章力があるのであれば、コピーを「書き写す」のではなく、自分の頭でひねり出してコピーを書くべきだ。
ただ手だけ動かして書き写しても、ほとんど頭は働いていない。
「頭を働かせる」ということが、コピーライティングの訓練においては何よりも大事なのだ。
そういった意味でいえば、いろいろな本を読むのもよいだろう。
読むことで、いろいろな文体がインプットできるし、文章を書く際の論理性や構成力が身につくからだ。
ある程度の文章力があるのであれば、秀逸なコピーを何度も繰り返し読めばよいのだ。
そして同時進行で、自分自身の頭を使ってコピーをどんどん書いていく。
これこそが、ある程度、文章力のある人の「コピーライティング修練法」だ。
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