パソコンの最初の一画面である「ファーストビュー」。
LPにやってきた訪問者は、まずはこの部分を目にする。
このファーストビューにあるキャッチコピーや画像が「興味」を引くようなものであれば、訪問者はそのままスクロールを始め、LPを読み進めていく。
そのためには、「訪問者のメリット」になるようなキャッチコピーを、ここに掲載しなければならない。
そうしないと訪問者は、「自分には何の得にもならない」と判断して、すぐに去ってしまうからだ。
しかし、たとえキャッチコピーで「訪問者にとってのメリット」を示していたとしても、訪問者から反応が得られないこともある。
それは、他の多くのライバルも「同じようなキャッチコピーや画像」をファーストビューに掲載している場合だ。
もちろん、ほかのLPは見たことがなく、このLPがはじめてという人は「興味」をもってくれるだろう。
しかし、いろいろなLPを渡り歩いて、かなり目が肥えている人には通用しなくなる。
そういった人が、「他のLPと似たようなファーストビュー」を目にしたとき、こう思うかもしれない。
「また、うまいこと言って・・・。同じような広告の商品を買ったけど、効果はなかった」
たとえ、そのLPで紹介されている商品が、ライバルの商品よりもすばらしいとしても、他のライバルと同じようなファーストビューにしてしまうと、目の肥えた人にこのように思われてしまう危険があるのだ。
とくに、一度おなじような商品を買って失敗している人の場合、その可能性が高くなる。
では、同業者のLPに対して、ファーストビューでどのような差別化要素を打ちだしたらいいのだろうか?
ライバルに打ち勝つ差別化要素
「ライバルとは違った商品」と思ってもらうためには、たとえば、以下のようなことをファーストビューに盛り込むと効果的だ。
ここでは美容製品で考えてみよう。
- 「真新しい成分」が含まれているのであれば、それを示す
- 「聞いたこともないロジック」があれば、それを示す
- キャッチコピーの表現を工夫する
- 芸能人や有名モデルに広告塔になってもらい、写真を載せる
- 権威から推薦されていることを示す
- 多くの人から効果を実感してもらえていることを示す
- 見たこともないようなデザインのファーストビューにする
これらをすべてファーストビューに盛り込むということではなく、どれか1つだけでも十分な効果が期待できる。
たとえば、聞いたこともない「新しい成分」が美容液に含まれているのであれば、それをファーストビューで示すべきだ。聞いたこともない「ロジック」があれば、それを示すのでもよい。
そうすれば訪問者は、「この美容液なら、今度こそキレイになれるかもしれない」と思ってくれる。
もしかしたら、すでに似たような美容液を使っている人が「こっちのほうがよさそう!」ということで、乗り換えてくれるかもしれない。
そのほか、「キャッチコピーの表現を工夫する」ということも有効だ。
たとえ同じ内容を言っているとしても、表現を工夫することで、「新鮮さ」が生まれるからだ。
ただ、訪問者の目を引こうとして、あまりに奇抜なキャッチコピーにしてしまうと逆効果になる。
世の中には、何がいいたいのか意味がまったくわからない「奇抜なキャッチコピー」も多い。そこだけは十分な注意が必要だ。
ちなみに上に挙げたうち、「見たこともないようなデザイン」に関しては、それ単体で使っても、あまり効果は期待できない。
デザインで与えられるイメージには限界があるからだ。つまりデザインは「スパイス」ということ。
ほかの項目のどれかとセットで使うと、訪問者に対して、「この美容製品なら、たしかにキレイになれそう」と思ってもらえる効果が期待できる。
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いずれにしても、似たようなファーストビューやヘッドラインのLPが、WEB上に増えれば増えるほど、LPからの反応が下がっていくことは間違いない。
その対策として、上記のようなことが有効になるのだ。
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